2歳の誕生日プレゼントはヨツバサイクルの自転車 12インチと2歳児の実際その2

  ダラダラダラダラ書いていたら前回は車体紹介で終わってしまった上に半月の放置プレイ、それから記事を書く事5回。5回とも書き上げ後に公開ボタンを押すと同時にブラウザがフリーズ&強制終了で書いたのが無駄に・・・もう書かねーよ!という期間を経て約二か月ぶりに前回エントリーの続きとなる。なんかもーなーあーあーあーGoogleロームめ・・・

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では気を取り直して、そもそもの本題である2歳女児とヨツバサイクルの実際と、2歳の誕生日プレゼントとして自転車を選んだ男の末路についてを記す。そうそう、テキストの調子が所々異なるのは、ちょっと書いたら中断&放置を繰り返した結果だから気にしないでね!

まず初めに、今回の鍵となる「何故2歳の女児にヨツバサイクルを贈ったのか」「僕が思い描いた妄想」を明らかにしよう。

 

何故娘の2歳の誕生日にヨツバサイクルを贈ったのか

「自転車の素晴らしさを知って欲しかった」「子供の思い出に残る特別なプレゼントをしたかった」これが最大の理由・・・といえば聞こえはいいが、その思いの中には「親の見栄」みたいなのも少なからずあった。ストライダー等のトレーニングバイクではなく、ホムセンやトイザらスで売っている変な自転車でもなく、人と被らず、信頼性があり、分かる人が見ればニヤリと出来る・・・そんな自転車を選んだらヨツバサイクルに行き着いたのだ。

そして僕は娘とキャッキャウフフしながら自転車で冒険する日々を夢見て娘の自転車トレーニングを始めたのだが・・・

 

自転車教育の理想と現実

自転車を補助輪や他人の補助なしで乗りこなすために重要なこと、それは恐怖心を取り除くことに他ならない。

では「はじめて自転車に乗るに当たっての恐怖」とは何か。最大の恐怖は「ハンドル操作」「ブレーキ操作」「バランスのとり方」の3つを同時にこなさねばならないという未知の体験、そして「転ぶと痛い」「失敗すると怒られる」という、どう考えても嫌な体験の二つ。この二つが絶妙のバランスで融合して恐怖となり、延いては自転車嫌いの元凶になるのだ。いい年したアナタだって苦痛を伴う未知の体験からは逃げ出したいだろう?

この恐怖を取り除くためには「ハンドル操作」「ブレーキ操作」「バランスのとり方」の三つを順番に習得する必要がある。ペダルをこぐなんてのは最後で十分で、まずは簡単なところから始めればいい。

理想的な練習順序はサドルに座った状態で両足ベタ着きを保てる2輪2足ポジションで地面を足で蹴って進みつつ、ハンドルやブレーキの操作を学び、慣れてきたら両足を浮かせてタイヤで滑走。更に慣れたら滑走時にペダルに足を置く事を学び、仕上げにペダルの漕ぎ方を仕込むといった流れだ。これらを決してあせらず、怒らず、ゆっくりと、褒めながら練習すれば1週間もあればそれなりに乗れるようになる。

 

・・・ただし、それらの方法で自転車に乗れるようになるためには根本的な問題というか、条件が二つある。それは本人が自転車に興味を持っているということ、そしてサドルに跨がった状態で両足がべったり地面につくということだ。

 

ウチの娘はどうか。

サドル全下げても足は着かないし、そもそも興味を失って乗りもしねぇ!

ああチクショウめ!練習方法を知っていても、実践したことがあっても、これじゃあ何にもなりゃしねぇ!これが現実だよ・・・全ては妄想として終わったのだ。

↓この光景は最早遠い日の幻影。

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その後暫くの間は主に押して楽しんでおりました・・・

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さて、次は小さい小さい2歳児に自転車を買い与えようと画策する脳みそお花畑なパパが妄想しているであろう”トレーニングバイク化”という妄想をブチ壊してやろうと思う。

 

2歳になりたての子供を対象とした場合ヨツバサイクルのトレーニングバイク的改造は現実的ではない

 世の中には大ヒット中のストライダーをはじめ、トレーニングバイクと言われるペダルの無い自転車モドキが溢れている。そんな現状を斜に構えて「あんなものは邪道だ」とか「ウチの子供には一味違う経験とアイテムを与えるんだ」「いやいやウチは最初から自転車でいくぜ!」なんて考えている脳みそお花畑なパパも一定数いるだろう。そんなパパの選択肢は・・・

最初からオシャレでカッコいい自転車で英才教育!補助輪上等!

②オシャレでカッコいい自転車をトレーニングバイク化して自転車エリート教育!

まぁ大体はこの二つだろう。因みに②の「オシャレでカッコいい自転車」とは言うまでも無くヨツバサイクルのことね(笑)。そして僕は②だった。

もし子供が3才以上ならばどちらでもいい。ただし、僕と同じように2歳になりたての幼児を対象とした場合②はあり得ない。何故ヨツバサイクルのトレーニングバイク化がダメなのか。まずは子供側の問題からみてみよう。コチラはヨツバサイクルサイズ表だ。

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(※How to choose a bike | 子供自転車 軽量で細かいサイズ設定 ヨツバサイクルより)

 

そしてこれが2歳児の平均身長。

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(※2才(幼児)の平均身長(男子):年齢別平均身長・成長曲線一覧より)

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(※2歳(幼児)の平均身長(女の子):年齢別平均身長・成長曲線一覧より)

ヨツバサイクルサイズ表の12インチの対象は2~3歳で「サドルを一番下げた状態」は42cmとあるが2歳0ヶ月の平均身長は男子85.4cm、女子84.3cm。股下比率45%以上だと足が長いと言われているから、ヨツバサイクル12インチで両足がベッタリ地面につくトレーニングバイク同様の使い方が可能なのは足の長い2歳後半以降という事になる。また、オムツが取れてない場合はオムツの厚みで嵩増しされる分も考慮せねばならない。

因みにうちの娘(現時点で2歳2か月)もサドルに跨って両足をだらーんとした状態ではつま先がギリギリ着くくらい。2歳になりたての子供にヨツバサイクル12インチを与えても、冒頭に記した通り”理想の自転車教育”は難しいのだ・・・

そんなこんなで結論というか当たり前の話なんだけど、ヨツバサイクル12インチを2歳児に与えるならば、大人しく吊るしのまま補助輪使用を前提にせよって事になる。補助輪つきならば、足付きに不安があっても難なく乗り降り&運転可能なんだな。

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さぁ、そろそろお花畑から現実に戻ってきたかい?

そして思い出せ、補助輪は悪ではない

あぁ後ね、横着してペダルだけ外せばいいやーって人もいるかもしれないから一応言っとくね

無駄な足掻きだ

や め と け

 ペダルを外しただけではクランクが邪魔になって相当デカい2歳児でもない限り意図するような結果は得られない。更にいうならば、安いとは言えペダルの着脱には専用のレンチが必要なこと、整備に不慣れな場合はペダルを若干斜めにした状態で締め込んで、クランク側のネジ山を潰してしまうような事態も考えられる。

※整備に慣れてる人ならばサイズ適合する別の工具でも着脱可能だが、素人の場合は整備性を考慮して専用品の使用を強くお勧めする。因みにペダルの着脱で使うのは次の画像中の木のグリップのレンチで値段は1000~2000円程度。このレンチは10年選手だけど、あまり出番が無いこともあって綺麗なまま・・・

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 じゃあBB(ボトムブラケット)ごとクランクを外してしまえばいいだろって?

自分でクランク交換~BB着脱ができる人ならばそれでもいいだろう、だがそんな人がどれだけいるといいうのか。専用工具等を新たに購入して、破壊するリスクと組付け不良で子供を危険にさらすリスクを負いつつ、悪戦苦闘しながら時間をかけて改造するのかい?

あぁ、うん。じゃあ店でやってもらうって?いやぁ基本的に無理だね。

ヨツバサイクルを自転車屋でトレーニングバイク化するためには・・・ヨツバサイクル取扱店かつトレーニングバイク化を売りにしている自転車屋。もしくはヨツバサイクル取扱店かつ、高額な自転車やパーツを度々購入しつつ店のイベントにも参加している馴染みの自転車専門店がある。この何れかの条件を満たす自転車屋でない限りは基本的に拒否されるだろうし、クランクやBBを取り払われた後のむき出しのBBシェルをどう保護するかって問題もある。

 

んで、どうしたのさ?

十分な身長になるまでは補助輪付きで楽しんでもらう事に。まぁムリして自転車嫌いになったら元も子もないし、前回のエントリーでも紹介した通り、最近の補助輪は中々良くできていて、補助輪の接地面がタイヤよりも若干上側にくるようになっているから三輪車状態にはならないしね。

・・・

・・・・・・

・・・・・・・・・・・・でもまぁストライダーも買う羽目になったんだけどね···('ω')····うわああ

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だってさーなんかさーワイフがさーうるせぇの。いやね、実際に口にしたのは「2歳で自転車なんて早いよね?ペダル無いヤツの方がいいじゃない?」と「自転車が重い」って事だけなんだけどね。

ただね、目がね・・・目がまぁうるせぇの何のって。僕は見た目に反して蚤の心臓だから、それに耐えられなかったんだ・・・

せっかくなので、キングオブザトレーニングバイク ストライダーとヨツバサイクル12インチの車体の差を見てみよう。

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ヨツバサイクル12インチと比べるとフレームは1周り、タイヤは2周り程小さく、トップチューブも短いため無理なくハンドル操作が可能だ。ハンドル高もサドル同様にワンタッチで調整も出来るため、良い具合のポジションで跨いで歩くという理想的な自転車の練習が可能ときたもんだ。流石はトレーニングバイクというだけある。

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なんだ、結局トレーニングバイクが良いって話しかよ・・・では終わらない。ストライダーを買い足した事で、娘の自転車に対する姿勢に変化が起きた。ストライダーを追加する前は自転車を押して遊んでいたのが、ストライダーを買い与えた後はヨツバサイクル12インチにも乗るようになった!

今ではヨツバ7割、ストライダー3割という具合に収まっている。ストライダーに跨ってへコヘコ歩いたことにより、ペダルを漕いで進む楽しさに気付いたようだ!

怪我の功名といっていいのか分からんけど、よかったよかった!

 

結論

2歳になりたての子に自転車を与えるなら補助輪が大前提。

 

最後に2歳になりたての子供に自転車を与えるか、トレーニングバイクを与えるかで悩んでる人にアドバイスだ。

 

 

特別な存在である我が子に特別な自転車を与えたいなら

記憶に残る自転車を贈りたいなら

道具を愛でる楽しみを子供に伝えたいなら

ヨツバサイクルを選ぶべし

 

ママ友ネットワーク加入・維持の条件がストライダ

ストライダーの大会に出たい!

ストライダーによる身体能力爆上げ効果を信じている

純正品でカスタムしたい!

ストライダーを選ぶべし

 

レーニングバイクなら何でもいいや

安けりゃいいや

アマゾンでポチるかコストコへGO!

 

レーニングバイクがいい

でもストライダーは嫌

オレンジ色が好き

白黄青色が好き

緑が好き

一味違うトレーニングバイクがいい

オートバイが好き

自転車が好き

キャノンデールKTMハスクバーナのトレーニングバイクを選ぶべし

 

めんどいからオールインワンでいいわ

そもそも興味ないわ

へんしんバイクを選ぶべし

※へんしんバイクは超絶優秀な製品である事は疑いようのない事実。考えた人すごいわコレ。

 

特別な自転車を贈りたいけどパートナーの理解が無い

特別な自転車を贈りたいけどパートナーがうるさい

特別な自転車を贈りたいけどパートナーからの小言が嫌だ

特別な自転車を贈りたいけどパートナーの意向には逆らえない

アンタはロマンティストだねと周囲に言われる

ヨツバサイクルとトレーニングバイク両方買うべし

  

こんなとこか。

大事な事だから最後にもう一度言うね。

補助輪は悪ではない

ヨツバサイクルはカッコいい

ヨツバサイクルはワカイイ

ヨツバサイクルはクール

ヨツバサイクルは変態装備(誉め言葉)

ヨツバサイクルを2歳児にプレゼントするのはお互いの記憶に残る素晴らしいコト!

ヨツバサイクルは至高のキッズバイシコー!

 

エラーで消えてしまったエントリーには、自転車をきっかけに道具と人の付き合い方を学ぶ~とか、親との思いでが~とか、自転車はパパ&ママすげぇ!という意識を植え付けるにはイイ道具だとかそんな事を書いていたはずだけど、それはまた別の機会に。

相変わらずオチ無しの何をいいたいのか分からんものになってしまったが、まぁそれはGoogleロームのせいってことで。

 

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2歳の誕生日プレゼントはヨツバサイクルの自転車 12インチと2歳女児の実際その1

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娘がポコんと生まれて2年が経つってことで、ヨツバサイクルの自転車を与えた。ストライダーじゃないのかって?あぁ、まぁそれは後程。

今回は僕が2歳になったばかりの娘にプレゼントした自転車と、初めて自転車に乗る2歳児の実際についてを記そうと思う。僕と同じく2歳になりたての子供に自転車を与えようと画策する世の父親たちは参考にしてほしい。

 

自転車選びは宝探しでは無いので速やかに終わらすこと

2~3歳児の自転車なら間違いなく12インチだ。何故なら足がべったり着いた状態で押し歩きとハンドル操作を覚えることこそ、自転車に乗れるようになるための最短ルートだから。これについては、かつて世話になっていた自転車屋が開催していたチビっ子向け自転車教室の手伝いで、その効果を何度も目の当たりにしてるので間違いない。

じゃあ早速12インチの子供用自転車を探そうとなるが、子供の自転車選びは宝探しのようにワクワクする訳でも、スリルがある訳でもない。どちらかというとストレスにしかならないからサッサと終わらそう。検討すべきは次の2つで十分だ。

1.ヨツバサイクル

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www.dirtfreak.co.jp

 

2.へんしんバイク

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www.henshinbike.com

 へんしんバイク(小さい子にはへんしんバイクSのほうね!)については公式サイトやあちこちのブログなどに山のように情報があるため、以降は情報が乏しいヨツバサイクルについてツラツラと

 

 ヨツバサイクルとはなんぞや

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ヨツバサイクル?聞いたことないぞ・・・って人は多いと思う。僕もその通りで、ぼっちさんのブログで初めて知った。

販売元はダートフリークという、モトクロスやエンデューロで使用する所謂オフロードバイク関係の用品を専門に扱う問屋で、その界隈では知らぬ人はまずいない有名企業。

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www.dirtfreak.co.jp

 よくよくサイトをみてみると、MTB用サスペンションフォークの最高峰ROCKSHOX等の自転車パーツも扱っている事に気づいた。僕は10代後半~20半ばまでは自転車のクロスカントリーダウンヒルごっこをやっていたので、実はセローやWR250Rに手を出す以前からダートフリークにお世話になっていたんだなぁと少し驚いた。

まぁオフロードなにそれ美味しいの?って人からすれば得体のしれない会社だと思うけど、その辺は心配無用。信頼と実績のある企業ってことは間違いない。そしてヨツバサイクルはダートフリークの自転車事業部が2016年に販売を開始した出来立てホヤホヤのブランドとうわけだ。 

販売元がわかったら次はアレだね。自転車愛好家諸兄はアレが気になって仕方ないでしょう?

そう「設計どうしてんのさ?ぶっちゃけどこのフレーム使ってんの?」って事ですよ。僕も気になったのでダートフリークサイクル事業部に直接問い合わせてみた結果は・・・

 

企画からスケルトン(設計)まで自社で行っていると回答

 

つまり台湾や中国あたりで作られた「あり物のフレーム」にラベルを張り付け、ブランドの看板と高めのプライスタグをぶら下げた自転車ではないという事だ。

勤め人ならば解ると思うけど、新規開発と流通確保には結構なコストがかかるため、おいそれと着手できるものではない。それだけ本気で作った自転車だということだね。

あー、あとどこのメーカーで作ってるのか聞くの忘れてた。

 

ヨツバサイクルの装備を見てみる

車体色

小さいサイズの車体色はヒーローレッド、ラムネブルー、プラムピンクの三色で展開。実物の発色がまた素晴らしいので、ぜひ店頭在庫がある店で確認してほしい。

僕はヒーローレッドを選んだ。

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ブレーキ

自転車の重要部品と言えばブレーキだ。サドルが無かろうが、パンクしていようが走る事はできる。でもブレーキが無ければ止まれないので、怪我をするかさせるか死ぬか死なすかというロクでもない事になる。そんな当たり前の事を念頭に置いてコレを見て欲しい。

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なんと対象年齢2~3歳の12インチ車にテクトロのVブレーキが装着されている。たぶんココまで読んだ人のうちで、自転車のコンポーネントに明るく無い人は「テクトロ ブレーキ」で検索して、その酷評っぷりに不安になっていると思う。

確かにテクトロのブレーキはロードバイクMTBのエントリーグレード、クロスバイク等の比較的安価なスポーツバイクによく装着されており、正直なところあまり評判は良くない。僕もそう思う。

でもそれは「子供よりも遥かにデカくて重たい大人」が「スポーツバイクに乗って」「それなりに経験を積んで」「結構な速度を出して乗った」場合の話であって、105やディオーレ以上のブレーキを知らない人がフツーに乗っている限り弱いと感じる事は絶対にあり得ない。ママチャリやクロスバイクを普段使いしてるフツーの人だってその通りだ。

そう、体の小さな子供が乗るのならば、はっきり言ってオーバースペックにも程があるレベルなのだもしテクトロのVブレーキが駄目だと言うならば、国内で使われている自転車の殆どが止まらない危険な自転車という事になるだろう。 

ブレーキレバーは小さな手でも必要十分な制動力を得る事ができるよう小さく、そして握りが深くなっている。

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この辺はある程度調節できるけど、ゴミ糞レベルの技術しかない自称自転車屋、もしくは整備知識や経験も無いのに量販店の自転車売り場担当にされてしまったバイトでもなければ購入時の状態で何も問題ないレベルに調整しているはず。

 

タイヤとホイール

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ブラックアウトしたホイールにブロックタイヤを履いている。ブラックアウトしたホイールですよ!そんなのカッコイイに決まってる!!!流石ダートフリークの皆様は良く分かってらっしゃる・・・幼児のくせにズルいぞオイ!

足元ブラックアウトはフレームやサドルの色味も映えるようになるので、元々小洒落た配色のヨツバサイクルが更に良く見えるようになる。オシャレに気を使うマウンティング大好きな見栄っ張りママも納得って事だね。 

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タイヤはブロックパターンのチューブタイヤで、12インチは補助輪が標準装備となっている。昔の補助輪は後輪と同じ高さで地面ベッタリ、つまり後輪にタイヤが四つある4輪車みたいになっていたけど、最近の補助輪は後輪よりも浮いており、多少ならバンクさせる事も可能で、まさに補助って感じだ。

これもホイールと同じくブラックアウトされており、補助輪付きでも統一感のある見た目に仕上がっている。

 

サドルと反射板

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自転車乗りは「窓に写る自転車を漕ぐ自分を見た時」「良い角度で路面に投影された自分の影を見た時」に得も言われぬナルシシズムに包まれる。そして「一息つきながら自分の自転車を眺めた時」に至高のうっとりタイムが始まる。クロスカントリーやロードレースでゴリゴリ使うのでなければ、サドルの見た目は機能面と同じレベルで重要だと言える。

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ではヨツバのサドルを見てみよう。爽やかで可愛らしい配色と、良い位置に配置されたヨツバのロゴマーク。スポーティなフレームに白サドルはよく似合うから、子供が自転車を押しているような写真を撮った際もよく映えるだろう。

デザインは車体色ごとに設定が異なり、左からプラムピンク、ラムネブルー、ヒーローレッドにプリセット。よく見ると車体色とヨツバマークの色がリンクしているのが分かる、芸が細かいのはいい仕事の証だ。形状はサンマルコのコンコールライトのようなスポーティーな雰囲気でしっかりと幅が絞られており、足つきにも貢献。

反射板については是非とも改善を要求したい。ヨツバサイクルの反射板はシートポストに通すような形で装着されているため、サドルを一番下げる場合はこれを取り払う必要がある。

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 対象年齢2歳~と銘打つのであれば、サドル全下げを念頭に置き、反射板はシートステーに取り付けて欲しかった。全下げだとペダルをこぐ時に足が窮屈でこぎ難そうになるが、ギリギリ足のつま先が付く程度であっても安心感に繋がるんだよね。これは初めの一歩として結構大事。

  

ベル・スタンド

ベルも標準装備。

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保安部品は後付けが当たり前のスポーツバイク乗りなパパからすると、アレもコレも全部付いてる!お得ッッ!と感じるはずだ。ただしスタンドは別売り。

は?スタンドなんていらねーよ?というスポーツバク乗りに見られる『非常識』に囚われてしまった人は奥さんにスタンド無いけどいいいよね?と問いかけてみよう。彼方の財布からスタンド代を毟り取りつつ罵声を浴びせ、ねじ曲がった価値観をドラスティックに矯正してくれるはずだ。まぁ補助輪付けたまま乗るなら不要だけどね。

 

フレーム

フレームはフリーライドスタイルなスローピングフレーム。分かる人ならこれだけでピンとくるはず、そうこの形状はシートポジションを低くできるから足つき良好だ。そして子供用自転車として販売されているゴテゴテした装飾の自転車よりも遥かに軽く、公式によると完成車の重量は6.78kgしかない。何かと偏屈なユーザーが多いこのジャンルで軽量を謳うだけの事はある。

気になる人はとことん気になる溶接部分はこんな感じ。ヨツバサイクルよりも高いトレックの下位グレードスポーツバイクよりも綺麗だ。下はヨツバサイクルの溶接部分。

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 そしてこちらはトレックの安価なクロスバイクの溶接部・・・うーん。

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 オマケでhand made in USAだったころのキャノンデールのCAAD9の溶接も。流石はアルミ狂いなだけあるってモリモリしてない。

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主だった車体の話題はこんなところだろうか。

 

 

乗ってみる

ヒャッハー!

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まさに狂喜。

余程楽しかったのかこの後しばらく自転車をこぎ続けていた。自転車から引きはがすのがそれはもぅ大変で・・・

さて、初めて自転車に跨った2歳と1日の女児が自分でペダルをこいだッッ!ってところで今回はお開き。ヨツバサイクル12インチと2歳女児の実際は次回に持ち越しめでたしめでたしめでたくもなし。

次回は2歳なりたての女児がヨツバサイクルの12インチ自転車に乗るとどうなるのか、そして周囲の反応とパパの末路についてを分かり難い表現で苦々しくお伝えします。

 

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