水辺探訪
その時、娘は干潟に向かって叫んだ。 彼女の胸に去来したものが何であるかは知る由も無い。 確かなのは、その叫びは酷く純粋なものだということ。 そうさ彼女は純生ガール。
今のご時世、ゴールデンウィークを始めとしたイベント事を存分に楽しめるのはごく一部の上級国民くらいのもの。僕のようなうらぶれた者どもは様々なモノに追われ、討たれ、引きずり回されるばかり。 多くの場合、僕らに与えられる選択肢は逃げる、隠れる、玉…
その日、鹿島灘は青く燃えたのだ。
平成28年最後の一日のうち、僕に許された自由時間は朝6時から正午までの6時間。たった6時間のうちに幾つかの趣味をこなし、遊び納めとせねば。 僕は黄色いオルトリーブのメッセンジャーバッグにウォークマンと読みかけの小説、いくつかのルアーとコンパク…
先日、ラーメンツーリング、所謂ラーツーというものをやってみた。ラーメンを食す事を目標としたツーリング、もとい探索は初めてだ。何にしても初体験てのはドキドキして良い。 目的地は、誰が言ったか定かでないが「日本一到達できないラーメン屋」「秘境の…
いつから、どのような経緯でこんな事になってしまったのかは持ち主のみぞ知る。 この軽トラは鹿島灘南部の釣人やサーファー、潮干狩リストの間で、渋谷のハチ公のように扱われている・・・のかもしれない。
木に抱かれるように立つ標識。 標識が先だったのか、それとも木が先だったのか。 普通に考えれば前者だが、そこは土建王国千葉県。わからんぜ。