あぁ面倒 / よその家のすき焼き

win10にアップグレードしたタイミングでノートPCの特定のキー入力が怪しくなったが、その後、一時的に改善。

しかし先週より症状が再発。U、J、Tのキーが打てることもあれば、無反応のときもあるし、一回のタッチで高橋名人バリの連打をみせることだってある。
 
当初はノートンが特定のwindowsアプリへアクセスしまくっていたことが最大の原因だったけど、今は違うようだ。
 
アップグレードのタイミングで、たまたま接触不良なんかの簡単な物理的トラブルが起きただけならいいが・・・検証する時間もない。
 
それにしても、スマホでのネットサーフィンやテキスト作成はストレスが溜まる。やはり、黒光りする四角い箱が一番なのだ!
 
 
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他人の家の味と調理法
 
家庭に伝わる文化、特に料理に関しては驚かされることも、驚かす事もままある。
 
ぱっと思いつくものだとカレーライスの隠し味や具、トッピングに纏わる事柄だろうか。あとはトーストはオーブンを使わずにフライパンで作るとか、少し前に話題になった乾燥パスタを水につけて・・・なんかもそうだ。
 
先日、お呼ばれした先ですき焼きを頂く事になった。
だが、僕の目の前には大きな土鍋。土鍋の隣には牛肉、ネギ、春菊、しらたき、豆腐、エノキダケといったオーソドックスな具材・・・に続き、白菜、マツタケ、ホタテ、車エビ、手羽先、何かのツミレが並んでいる。
 
まず鍋に投入されたのは、グルメな奥様がお気に入りだという、お取り寄せ麺つゆと何かの出汁。それが煮立ったら、土鍋の端から綺麗に具材を敷き詰め、凝った造りの重そうな蓋を被せて少々待つ。
数分後、僕とワインを飲んでいたホストが奥様に声をかけた。
「おい、もういいんじゃないか」
奥様が蓋を取ると、そこにはちゃんこ鍋のようなものが。もしかしたら牛すき鍋なのかもしれないが、絶対にすき焼きではない。
「すき焼きも色んな作り方があるんですねぇ」なんてすっとぼけた事を言うと、ホストは察したようで、笑いながらこう言った。
「だろう?俺とコイツの親が作ったすき焼きの記憶を合体させて、そこに俺の好みを足したらこうなったんだよ。『焼き』じゃないけどな」
 
なるほど。
 
ちなみに、生卵は「気持ち悪いから」と言うホスト&奥様に却下された。
 
美味かったのか、不味かったのかどっちだって?
魔改造された麺つゆ割下は悪魔的な美味さだったし、具材はどれも一級品。素晴らしい「よその家のすき焼き」だった。
 
それから二日後、僕は実家ですき焼きを作ってみた。“あのすき焼き”のような素晴らしい具材は流石に揃えられないが、それでもまぁそれなりの物を用意した。
出来上がったのは、よくある関西風のすき焼き。冒険できない臆病な自分を発見した。
 


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 なんだこれ、不味そうだな・・・緑ばっかりだし
チクショウ