セルフスパルタオフロード教室
先日ヤマハのオフロードバイク『セロー250』を手に入れた。
せっかくオフロードバイクに乗るのだから、オフロードウェアを一式揃え、それらしい恰好でゴリゴリ攻めてみたい。
ぼんやりとそんな事を考えながら、万札握り締めて専門店の敷居を跨いだのが運の尽き。一時間後にはガチガチでギブスのようなMXブーツと、ド派手なMXウェアに100%とかいうイカした名前のゴーグル、膝と肘のプロテクターが入ったデッカイ袋を2つぶら下げていた・・・・
その翌日、つまり昨日の午後、僕はピカピカのプロテクターとJT Racingのオフロードウェアで身を包み、無謀にも千葉県某所の川~山間部の林道(獣道系)で単独アタックを試みた。
↑ウヘヘヘヘヘこれだよこれ、この派手なジャージだよ。因みにプロテクターはジャージの中に着けるのです。
↑オフロードブーツ。スキーやスノボのブーツ同様、ギブスの如くガチガチーナ。今回の単独アタックの目的の一つはこいつに慣れることだったが・・・
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・・・・・・・・・・ただいま!!!!!写真撮る余裕なんて無かった。
泥だらけ。まぁ、これが本来の姿なのだろう。
↑大量の泥と草。小石もあちこちに入り込んでいた。ひん曲がったシフトペダルは、現場に落ちていた角材と車載工具で無理やり直した。
↑転倒は・・・何回倒れたかわからない。殆どの場合、足がバイクの下敷きになっていたため、数時間前までピカピカだったブーツは傷だらけに。
さて、今回の収穫だ。
1.荷重のかけ方をなんとなく理解した気がする。
2.スリッピーな斜面でのギア選択をなんとなく理解した気がする。
3.ドロドロツルツルの斜面をクリアできた。
4.ブーツ含むプロテクターと専用ウェアの重要性を身をもって学べた。
5.泥と草で覆われた斜面で転倒した際の絶望感を味わえた。
6.多くの方が絶賛するセローの「脚付きの良さ」の意味を知る事ができた。
7.オフロードブーツに慣れた。というか、コレ無しなんて考えられないようになった。
8.100%のゴーグルサイコー!全然曇らねぇぜ!
次に反省点
1.初心者のクセに一人で大雨後の殆ど人の入らない中~上級者向けコースに行くと大変な目に合ううえに超危険だから止めるべき。
2.水分補給用のペットボトルを最低2本は携行すべし。
3.コルセット的なものを巻いていたほうが良さそう。
4.雨のあとは「行けるかな」と迷ったならば、行ってはならぬ。
両縁が草と泥のきつい傾斜(でっかい河川の傾斜がキツくて背の高い土手ような感じ。ただし泥と草で超絶滑るうえに、所々岩が出ている。)になっている擂り鉢状のポイントでハマった時はロードサービスを呼ぼうかとも思ったが、山奥の獣道までは来てくれないだろうと腹を括り、何回も失敗しながら脱出に成功。
あれはかなり焦った。しかし小一時間トライ&エラ―を繰り返した結果、最後は頭がクリアになり「ここでこう、こうすれば出られる」「出来ないわけがない」と、確信めいたものを得る事ができた。
やはり、こういったことは体で覚えるのが一番だ・・・が、流石に一人は危険だったと反省しきり。そして今日は腰と足首の嫌な鈍痛と、全身の筋肉痛で苦しむハメになった。日ごろからちゃんと鍛えねば。
ドツボにハマりつつあるような気がするが、多分気のせいだ。