キハダの思い出

「なんかデカイの釣りたい!」そんな衝動に駆られたのが二年前の初夏。
夏ならば黒潮の使者シイラかとも思ったけれど何か違う。
ならば世界記録も出た外房のヒラマサ?・・・これもピンとこない。

それならばマグロしかない!でも黒は怖いからキハダからって事で、ささっと道具を揃えて近海キハダのメッカ相模湾のキハダ船に乗り込んだ。
良く晴れた平日の昼、私を含め4人の社会人もとい社壊人を乗せた船は相模湾を西へ東へ紺碧の海をひた走る。
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でもマグロどころかシイラさえいない。それどころか、魚を探す手がかりになる海鳥さえいない。
結局、初マグロチャレンジはムサい男だらけのクルージングに終わってしまった。でも妙に清々しい気分だったのは何故だったんだろう、今でも不思議。

取りあえず一本!

2回目のキハダチャレンジで何とか1本捕ることができた。
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ポイント到着までの間、ニヤニヤしながらリールを眺めていると、船はエンジンを唸らせながら急加速。
「跳ねたぞ!10時方向だ船長!」
ベテランらしいマグロマンが叫んだ先には乱舞する無数のキハダの姿が!

で、まぁアレコレやって何とか約30キロのキハダを釣り上げる事に成功。
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初めて味わうキハダの引きは実に鮮烈。どうも終始ニヤけ顔だったようで、サポートしてくれたベテランさんに「嬉しそうにリフトしとるなーキモチワルッw」なんて突っ込まれながら船べりへ。
船長が銛を打ち、皆で引き上げると、船長やベテランさんに加え同船者も祝福してくれた。この瞬間は私が主役だった。何とも誇らしく、心地よい高揚感!



因みにキハダ童貞卒業タックルは
ロッド:スカウトスナイパーS80X
リール:ソルティガ6000GT
ライン:VARIVAS SMP6号/リーダー よつあみのナイロン100lb
ルアー:DUEL サーフェススライダー

明らかにオーバースペック。リーダー太くしたらGT行けますねw
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↑DUELサマサマです。BIG BLUEシリーズにもイイ思いさせてもらってます


その後、気を良くした私は週一ペースで色んな船に乗ったけど結果は散々。それでも翌年は2本、今年は1本捕れたから中々の成績だ。
来年こそは大間でキャスティングクロマグロにチャレンジしよう。
イメージトレーニングだけはバッチリだ。