房総半島探索 秘境のアリランラーメンと山間の風景
先日、ラーメンツーリング、所謂ラーツーというものをやってみた。ラーメンを食す事を目標としたツーリング、もとい探索は初めてだ。何にしても初体験てのはドキドキして良い。
目的地は、誰が言ったか定かでないが「日本一到達できないラーメン屋」「秘境の麺処」で有名だという、らーめん八平に設定。アリランラーメンというラーメンが美味しいのだそうだ。アリランといえばハングル→朝鮮半島→千葉県も半島・・・関係無かった。名前の由来は下記の公式サイトでどうぞ。
千葉県北西部のねぐらから這い出て、南下を開始。単気筒エンジンのリズムと青空、走っている限りは心地良い初夏の大気がたまらない。
そしてあっさり到着。
そりゃあ房総半島山中の集落にあるラーメン屋なのだから、地元民以外は迷うだろう。しかし、僕みたいに田舎者かつ釣竿背負って釣り場を探して彼方此方フラフラ彷徨っている手合いからすれば、この程度は屁でもない。
写真に写る三つの建物のうち、真ん中がラーメン屋。左手は中々立派で新しい住居が、でーんと構える。ラーメンドリームは日本に残された唯一の希望なのかもしれない。
小さな厨房で女性二人がせっせとラーメンを作る。
店内に入ったからって、彼女たちを呼び止めて注文をするのはルール違反。注文を聞かれるまでは、冷たい水を飲みながら、梁に飾られたスズメバチの巣や、壁に架けられた立派な鋸を眺めたり、瞑想したりして待たねばならない。厨房から声をかけられたら元気よく「アリランチャーシュー大盛り辛口で!」
玉ねぎやニラ、にんにくが沢山入ったアリランチャーシュー辛口大盛り。クセになる独特の味わいだ。このスープで鍋をやったら最高だろうな。
店から出て、少し走ると山間の水田に出る。
そこはホタルの里、ホタル街道。期間限定で夜は車両通行止めとなり、ホタルの光を楽しめるようだ。
ホタルの里だけあって、随所に水生生物に配慮した工夫がされている。いたずらに護岸工事を行ったのでは、そこに住まう水生生物を死滅させてしまう。在来水生生物激減の全ては外来魚による食害のせいだと吹いて回りながらコンクリートを打ち込んでまわるクソどもは見習うべき。
道端には、竹を切り出してこしらえた灯篭が幾つも設置されている。飛んで火にいる夏の虫・・・それはホタルとて例外ではない。
腹ごなしがてらに周囲を散策すると、房総名物の素掘り横穴を発見。
片?
アクセサリーを付けたお洒落な案内板。
多くのバイク乗りがそうするように、ダムを目指すも、すぐに道を阻まれた。
路肩に浴槽が3つ並んでいる事に気づき、中を覗いてみると・・・・
金魚だ。
山肌から染み出した水を利用しているのだ。
じゃあ、またね。